大腰筋を使って歩くことと、(たぶん)ロシア奏法が繋がった!

今ご指導して頂いている先生は、私が大人だからか、基礎的な練習については特に何もおっしゃらない。(楽曲分析はたまにあるけど、音の出し方を理論で説明されたりはしない。)


でも今取り組んでいる曲、ウォーミングアップなしでは手を痛めてしまうので、自主的にやっている基礎練習を少しみてもらう。

(本当に手が小さいから…もう中1の子3人と小学生4年生2人に手の大きさを超されてしまっているのです…オクターブすら辛い。昨年は無理やり弾いたら2か月位、ダメージが残ってしまいました)


先生の

「関節のところに目がついてるみたいに、ここに刺激をいれてここで捉える、わかりにくかったら反対の手で触りながら刺激して、ううん押し込んじゃダメ、ストンって、ほらこんなに簡単に音が出る!」

…などとおっしゃるガイド?を頼りに

言葉や、目に見える動きからは判断出来ない音の作り方を、耳と指の感覚で探っていく。


今日、その音が出るようにトレーニングしていたら、突然ひらめいて、つながった!

良い響きが出た時の感覚と、大腰筋を使えた時の感覚。


歩く時、骨格で効率よく体重を支えられて、表裏の筋力のバランスが取れて、どこにも無駄な力を入れずに歩けると、大腰筋のスイッチが入って、地面の反発を感じて歩ける感覚。


バランスの取れた合理的な形で、重力を利用して動けると、無駄なく力が先端まできれいに伝わっていく感覚。


数年前に音大でも教えていらっしゃるピアニストの方の講座にて

 「全ての関節はゆるんで無駄な力が入っていない、どこもロックされてはいない、けれども指先にはとても強い力がかかっているのです。」 

とお聞きし、わけがわからないと思っていたけど、

正しい位置で、重力に従って(逆らわず?)、効率よくストンと動かすことが出来ると、良い響きの音が出る。


この練習をした後、バッハを弾くと凄く楽しいけど、そのままショパンのエチュードを弾くとカタカナ英語みたいになり違和感…少しレガート練習をするとしなやかな感覚が蘇る。


今のところ、ピアノ奏法に関しては、あえて本を読まず、レッスンで教わったことを消化しながら自分の感覚に集中し、実際に音を出すことに時間をかけている。ひたすら美しさを追求することに無心になれる時間は本当に集中出来るし、幸せ。


身体操作に関しては、大量の本を読み研究し続け、最近は

「インナーも大事だけど、末端も大事、末端のしなやかな動きも意識する。

 骨格をマッピングしながら、筋肉を弛めつつ、全体を統合し、快適に動ける。」

ようになることを目指して、ロルフィングセッションは次回4回目!

次はどんな感覚を味わえるのか、またまたとても楽しみです♪

plaisir

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