ピアノの先生探し ヤマハ出身はタッチが悪いのか?
私の現在ご指導頂いているピアノの先生は、フランスのコンセルヴァトワールを首席で卒業され、子供から大人まで、また、たくさんのピアノの先生やピアニストも指導していて、演奏活動もなさっている凄い先生。 凄いっていうと薄っぺらいくらい、素晴らしい先生。(変わらない笑)
クラシックは、北海道の片田舎の個人レッスンで9年間習っただけで、音大で学んだわけでもない私や 「ピアノにたいして、なんの目標もモチベーションもない」と言いきったritoに指導して頂けるのは 本当にもったいなく、ありがたく、そしてラッキーなことだと思う。
まぁ、それは
「娘は音大に行きたいわけでもない、目標があるわけでもない、前向きに続けたいという意欲があるわけでもない。親が趣味として続けてほしいだけ。なのに不相応というか、勝手でわがままな希望だとは思うのですが、美しい音を追求する、音楽の真の楽しさを、娘にご指導して頂きたいんです!」
と、派遣元の社長さんに熱い想いをぶつけた私のお手柄だと思う(自画自賛)
そして、たぶん30分以上真剣に相談にのってくださり
「お母様のご希望は、わがままなんかじゃない、当然のことと思います。」
と、最高レベルの先生をご紹介くださった社長さんには本当に感謝しています。
現在の先生に出会う前、小学生のritoはヤマハ専門コースで5年間学んだお蔭で、音楽を総合的に学び、グループでのコンクールでたくさんの賞を頂き、ソロピアノでもそこそこのレベルの曲を弾いてはいたが、担当の先生がピアノ科ではなかったので、音の出し方についての指導はほぼ皆無だった。
(でも、ピアノ科の先生だったら学べなかったであろう、本当に様々なことを教わることが出来た。 作曲科ご出身の先生でした。これも本当に幸運!)
だから弾き方は、私が自己流でアドバイスしていた。
(持前のオタク力を発揮し、書籍やインターネットを見たり、ピアニストの講座に出かけたりして、物凄く研究した)
ヤマハ卒業後、個人教室で続けさせるべく、某有名音大卒の先生の体験レッスンに連れて行ってみたら
「もうクラッシックで教える事はないなぁ。」
と言われた。(小学校5年の終わりに。ちなみにこの先生も作曲科ご出身)
そんな筈はない、と、またすぐに別の某有名音大のピアノ科の先生の体験レッスンを受けてみたら、弾いている最中に
「音が汚い。音が汚い。」
と、顔をしかめられて幾度となく言われた。
「ヤマハ出身はタッチが悪い」という噂は昔からよく耳にしたけれど、出身というと、やはりそういう先入観を持たれているんだな、と、この時の教室探しの時に度々、そしてとても強く感じた。
でも、鍵盤楽器の導入教育としては、ヤマハ幼児科は、教材もシステムも、とても良く出来ていると思う。そこからエレクトーンや電子ピアノじゃなく、本当のピアノが弾けるようになりたいと思ったら、また色々考える必要はあると思うけれど。
ritoの先生探しは
音大を出てピアノを指導している人でも、全員がピアノの弾き方を教えられるわけではないんだ、 そして、詳細は割愛しますが、音大ピアノ科でも学校によって格差があるんだ、ということに、改めて驚いた出来事でした。
先日、重力奏法(ロシア奏法)について書いた時に、前置きとして書いたら長くなったので、別記事にした、5年前の想い出でした。
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